ここでは、アレルギー性鼻炎の原因について詳しく説明します。
アレルギー性鼻炎の主な原因はハウスダスト、花粉、カビ、ダニなどの異物です。これらのアレルギー反応をひき起こす抗原物質(アレルゲン)を、呼吸で繰り返し身体に入れることで、身体にアレルギー反応が現れます。
季節性アレルギー性鼻炎、通年性アレルギー性鼻炎でそれぞれアレルゲンは異なります。
●季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の原因
花粉症といえばスギやヒノキのイメージがありますが、イネ花粉(カモガヤ・ハルガヤ・ギョウギシバ)、ヨモギ、ブタクサ、ネコなど様々な植物の花粉も抗原になります。その数は国内だけで60種類とも言われています。
自分が生活するエリアの周辺にどのような植物があるのかもチェックしておきましょう。
●通年性アレルギー性鼻炎の原因
主な原因となるのはハウスダストです。ハウスダストにはホコリやカビ、ダニの糞や死がい、ペットの毛やフケ、ガやゴキブリなどの昆虫、カビなど様々なアレルゲンが含まれます。
虫が増える秋から冬にかけて症状が強くなる場合は、昆虫のアレルギーの可能性もあります。
自分は花粉症だと思っていたのに、花粉の時期が過ぎても鼻水が止まらない。そんな方は複数の花粉のアレルゲンを持っている可能性があります。
そのほかの可能性として、花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)と通年性アレルギー性鼻炎を併発しているケースもあります。年間を通してアレルギー性鼻炎の症状がある方は、まずは最寄りの医療機関で血液検査を受けてアレルゲンを調べましょう。
花粉症でいくつかの花粉の抗原に反応した方は、花粉カレンダーなどで植物の飛散時期を把握しておくと対策しやすくなります。